【速報】Graviton4 と R8g インスタンスが発表されました!(Preview) #AWSreInvent

【速報】Graviton4 と R8g インスタンスが発表されました!(Preview) #AWSreInvent

Clock Icon2023.11.29

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ども。 re:Invent 現地参加組の もこ@札幌オフィス です。

とうとう来ました! Graviton4!!!!!

からの R8g!!!

Graviton3の振り返り

Gravitonインスタンスは、AWSで利用可能な低コスト、低電力で利用できるARMプロセッサです。

GravitonはAmazon Aurora, Amazon ElastiCache, Amazon EMR, Amazon MemoryDB, Amazon OpenSearch, Amazon Relational Database Service (Amazon RDS), AWS Fargate, AWS Lambdaなどで幅広くサポートされており、Managed Serviceに関しては開発者がそこまで意識せずとも設定を変更すれば勝手に裏側でArmで実行してくれ、非常に簡単に利用できて、電力消費も下げつつコストも下がりパフォーマンスも上がる、とっても便利でエコなインスタンスです。

初回リリースから日進月歩のGraviton。去年発表されたGraviton3は、60%の電力消費削減のほか、Graviton2に比べて25%のパフォーマンス向上など、Graviton3もゴリゴリ現役なインスタンスファミリーです。

Graviton4

Gravitonの発表から今年で5周年となる中、今回発表されたGraviton4。

Amazonのプレスリリースによると、Graviton3に比べて最大30%向上した計算性能、R7gに比べて最大3倍のvCPUとメモリ、75%増加したメモリ帯域幅が提供され、これまでで最も強力でエネルギー効率の高い AWS プロセッサとの事です。

さらにGraviton4はすべての高速物理ハードウェアインターフェイスを完全に暗号化することにより、セキュリティの基準も引き上げたとの事です。

R8g

R8gは、R7gより4倍のvCPUとメモリが提供されるとの事です。

R7gの最大vCPUは64vCPU, 512GiBメモリですので、3倍となると metal インスタンスでは 192vCPU, 1536GiBのめちゃデカインスタンスを作成する事ができそうです。

例えばAuroraはWriterの性能上限という避けて通れない制約があり、現時点で最大のvCPUを積んでいるインスタンスは現時点で128vCPUまでとなっていますが、今回のこのGraviton4で実行されたR8gにより最大で192vCPUが使えるとなると、コア数では最大のインスタンスとなると見込まれます。

R8gは現状Previewとなっていますが、Amazonのプレスリリースによると 今後数か月以内に一般提供が予定されているとの事です。

今すぐにでもR8gとGraviton4を試したい!という方は、是非下記のページよりPreviewの申込みをしてみてください!

Amazon EC2 R8g Instances

まとめ

Graviton4とR8gの発表により、よりサーバー側のArm利用が加速して行く、嬉しいアップデートです!

最近はAppleのM1, M2, M3が出てきたりで、よりArmが日常生活に溶け込んで来ていると思います。

AuroraやLambdaなどはせっていをすればGraviton Instanceをユーザーが意識せずとも内部的に勝手にに良い感じに利用してくれますし、コンテナ化されたアプリケーションは一手間加えればArm向けのビルドをすることも比較的容易だと思います。

ぜひお使いのワークロードで、Gravitonインスタンスの利用を検討してみてください!

References

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